損切りのすすめ

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 株の取引で、損切りができるようになれば一人前と、よく言われる。しかし、この損切りがなかなかできない。損切りができなくて、悔しい思いをすることも多い。
 実は最近、この損切りの大切さは、ネットの世界でも言えるということに気付いた。

 流行のブログで、自分の考えや思いを、大いに語っている人が増えてきた。大変すばらしいことだと思う。ブログをどんどん利用して、自分の考えを世の中に発信して欲しい。また、これらブログを読んで、ためにかることも多い。コメント欄でブログ主と語ることも楽しいものである。

 しかし、問題なのは、世の中には色んな考えの人がいるということである。当然、自分の考えと違った考えを持った人も沢山いる。
 面と向かって話しているのであれば、社交辞令的受け答えでお茶を濁すということもできる。しかし、ネットではそうはいかない。ついつい気持ちがもつれてしまうことが、よく起きてしまう。なぜそうなるのか、理由はいろいろあると思うが・・・。

 もし、そんな風に、気持ちがもつれてしまった時は、下手に修復を試みるのではなく、損切りするのが、一つの知恵ではないだろうか。

 損切りとは、気持ちがもつれてしまったサイトとは、早い段階で係わるのを止め、そのサイトから去るということである。

 もし、自分のブログでの出来事であれば、コメント欄を閉じたり、トラックバックできないようにして、静観する。人のブログでの出来事であれば、そのサイトに関する情報を自分の目の前から消し去って、簡単には見えないようにする。

 一見、逃げているようにも写る。しかし、そうではない。真摯に自分の考えを見つめ直すため、ネットをうまく利用するための知恵、処世術、極意。(・・・と、思う)

 そんな訳で、私も今日一つ損切りをした。そのサイトのアドレスなど関連する情報を、私の周りから削除した。損切りしたサイトで、なにがどうなっているか気がかりではある。しかし、損切りをしてから心静かな時を過ごせているのも確かである。

 みなさんにも、やたら気に掛かるが、決して分かり合えないだろうと感じるサイトがあるのなら、一度損切りを試してみたら良いと思う。

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このページは、弁天小僧が2006年1月11日 22:10に書いたブログ記事です。

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