旅先で出会ったマナー

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 4、5日前、仕事で神戸に出張した。宿泊したホテルでの出来事。

 朝食を取っている私の席の後方から、スタスタと歩いてくる人の気配を感じた。と、思ったら、テーブルにある紙ナフキンを一枚摘んだ。食事をしている私にはお構いなしに、私の隣で鼻をかみ始めた。そして、あろうことか、鼻をかんだナフキンを、私が食事をしているテーブルの上に、ポイと捨てて立ち去った。

 唖然としていると、別の男性が私のテーブルの横を通り過ぎるときに、テーブルの上にある紙ナフキンを一掴み取って、去っていたった。鼻紙代わりにするのだろう。

 目を白黒させている私の目の前の椅子に、突然、別の男性がドカッと座って、食事を始めた。

 私が座った席が、レストランの出入り口の近くだったのが、まずかったのかも知れない。しかし、食事をしている人のテーブルをゴミ箱代わりにする必要もないだろう。紙ナフキンを鼻紙代わりにする必要もないだろう。

 話している言葉からすると、中国の人のようで、どこかの企業で研修を受けるのに連泊しているようであった。

 これが中国のマナーというか常識なんだろうか。日本人としての私へのなんらかの挑戦だったのだろうか。などと、余分なことを考えてしまう。(しかし、彼らの動きからは、勢いというのか、自信のようなものを感じたのも確かである。)

 いずれにしても、こんな経験は初めてだった。何時もお世話になっているお気に入りのホテルだったのだが、不愉快な朝になってしまった。

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このページは、弁天小僧が2005年11月19日 21:55に書いたブログ記事です。

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