潮目は変わり始めるだろう
衆議院が解散になってから、小泉自民党の激情的劇場型攻勢で、世の中振り回されてきた。明日は、投票日といった感すらあったが、やっと公示日である。
そろそろ、激情劇に付き合うのも疲れてきた。失言の武部。ペーパードラバーの竹中。と、腹心のキャラクターも全開してくるだろう。やっと目くらましも晴れてくる気配である。いろんな事が見えてくるように思う。
日曜日の民放で、竹中平蔵大臣が、民主党の政策に対して「霞ヶ関のみんなが困っている」と、声を大にして語っていた。「霞ヶ関のみんな」とは誰のことだろう。官僚のことではないのか。
官僚は、政策に基づいて具体的に物事を考える。考える元となる政策が違えば、官僚も困るのは当然であろう。また、官僚は優秀だから、人の粗を探すのも得意であろう。官僚の力を、他党の政策を批判するのに使うというのも如何なものか。
改革の実質とは、官僚の思考回路を変えさせることができるかどうかである。タイトルだけを決めて官僚に丸投げする宰相や、黒子官僚の力に頼るペーパードライバー大臣に、実質的な改革ができるとは思えない。道路公団しかり、景気回復もまやかし、郵政改革も同じことだろう。
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