通信インフラの利用満足度
インターネットを始めとした通信も、価格競争のお陰で、利用料金も安くなり嬉しい限りである。しかし、そんな価格競争に漠然とした不安があった。今日、その不安が現実の事として目に見えることを体験した。
現在、NTT西日本のBフレッツでインターネットに接続している。Bフレッツは常時接続であることから、固定電話として、IP電話も利用している。
ところが最近、インターネットへの接続が突然切れてしまうといった現象が頻発し始めた。そうなれば、もちろん、電話も通じない。
電話ということであれば、今までは、NTTに連絡して、電話が通じないからなんとかしてくれとクレームすれば、後はNTTが調査して対策してくれた。
ところが、今はそういうわけにはいかない。IP電話の仕組みからすれば、インターネットへの接続業者であるISPの機器、自宅の中にはルータやハブ、それを繋ぐケーブルなど、いろんな機器を経由して電話できるようになっている。そして、それら機器は、全てNTTが提供するものとは限らない。自由に自分で調達できる。だから、安くなるとも言える。
一方、これらどの機器に不具合が生じても、IP電話は通じない。
うまく動いているときはなんの問題もない。しかし、一旦動かなくなったら、問題が複雑になる。
光ケーブルに問題があるのか、プロバイダーに問題があるのか、はたまた自分が用意したルータなどのネットワーク機器に問題があるのか。そして、どこに問題があるのか、誰が調べるのか。
今や日常生活で、通信は切っても切れないインフラである。一旦、そのインフラに障害が起きたときのことをしっかりと考えて置くことが大切である。価格の意味をしっかりと考えて置く必要がある。
その点、NTT西日本の保守を担当している技術者は、ベンダーの垣根を越えて、利用者の立場から、どう調査すれば良いか、NTT西日本の立場としてできること、できないことを、しっかりと説明してくれた。感謝している。
価格破壊の意味と、そのリスクを、考えさせられる良い機会でもあった。
最近、固定電話での価格破壊が話題になっている。一方、電話は日常生活に不可欠な通信手段のインフラである。不具合が発生したときのリスクもしっかりと見極めたうえで、通信業者を選ぶ必要があると実感した。
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おはようございます。弁天小僧様!
仕事好きのわたくしは、本日も会社に出勤しております。
って、書きこしてて良いのか?
それは置いといて・・・
わたくしも同感です。インフラの意味!重要性をもう一度、見直す必要があると思います。
現在、確実に進行中の、
・電子商取引
・電子申請
・電子決済
・電子入札
個人はもとより法人企業において、
取引先をはじめ銀行の決済や資金移動!
仕事を獲得するための重要なデータを、
本当にインターネットと言う不特定多数の、
人々が共存するインフラの中で扱って良いのだろうか?
・たとえば、明日の決済の為に、数千万円、いや・・・
もしかしたら数億円のお金に代わる”データ”が、
インターネット上で、前と後ろから何の関係もない・・・
いかがわしい様なデータのパケットに挟まれているかも?
確かに、電子認証・電子署名・暗号化で鍵をかけていますが・・・
・たとえ飛躍しすぎだと思いますが、
高速道路で渋滞に巻き込まれノロノロ運転!
自分の車の、前と後の車両の乗客の顔をよく見ると!えっ!
このまえNEWSで見た超凶悪犯人にそっくり!
渋滞、あと30km・・・
鍵が掛かっているから大丈夫!
でも・・・破られるかもしれません!
不安ですよねー!全然、快適ではないですよねー!
そんな不安と隣り合わせの方法なんて、IT革命じゃないっすよねー!
もうちょっと、よく考えて使い分けたほうが良いと思います。
いつも、この国の悪いところ!何でもかんでも!
じゃなくて・・・
必要なところに、必要なものを!お願いします。
確かにインターネットは、社会の仕組みの中で、革命と言っていい程の変化を引き起こしています。
企業の中には、ITを利用することで、組織としての中抜きを目指しているところや、ITを使っての生販直結を、業績アップの武器と考えているところもあるようです。
しかし、ここにきて、ITはあくまで道具。意外と金食い虫だということに気付く人や、予想した程の効果があるのだろうか。質的な面からの副作用といったところにも目が向くようになってきたようにも思います。
また、IT時代の経営手法と言われるものに、疑問を持つ人達も多くなってきているのではないでしょうか。
成果主義という名のリストラも流行りましたが、行き詰まりを見せ始めています。
いろんなものの価値を、全体の仕組みの中で、見直してみないといけない時期にきているのではないか、そんな気がしている昨今です。