中国特需景気なのかも知れない
株価は景気の先行指数と言われる。
最近の東証株価を見ていると、ハッキリとしない踊り場的な動きをしている。なにやらITバブル破裂期の動きを連想する。
日本には景気循環の下降局面に、なぜか景気のコブができる癖があると、歴史が語っている。ここのところ、そのコブが出てきているように思われる。どうも中国特需によるコブのように思える。
確かに最近、中国経済の成長を期待する、他人頼りの設備投資が目立ち始めたように思う。まずいと思う。意識しての賭けかどうかは別にして、そんな賭けに出た企業には近寄らないのが肝要なのかも知れない。
特需は続くものではない。いずれかは萎ぼむ。バブルのようなものである。ちょっと前はITバブルが破裂したと言われた。ひょっとすると、2、3年後の歴史の教科書には、来年は中国特需バブルが弾けた年と書かれるようになるかも知れない。
日本は、まだまだ、長期成長が復活したとは思えない。日本経済の復活を肌で感じるている人は少ないだろう。ここは、自分の動物的直感を大切にしたいと思う。
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そういう予感があるなら、国内に投資するより中国に投資した方がよさそうですね。今は直接投資は難しくてもファンド経由で中国国内向け市場に資金を突っ込む事ができます。
確かに、中国で一儲けといった考えもありますね。しかし、日本は、何事もピーク期の後は下るだけと言う時期に盛り上がる癖があると言う人もいます。小心者の私としても、やっぱり最後のババは掴みたくないので、ここは近寄らないのが一番。静かにディフェンシブでと思っています。
実は、今まともに生活していけるのは、ITバブル時に資金シフトで値下がりしていたディフェンシブ株を購入していて、いわゆるITバブル崩壊でディフェンシブ株が値上がりし、一部では仕手筋の動きと見られる異常な値動きがあったので、とっとと売っちまったからです。今回はあの時のようなディフェンシブから製造業への資金シフトははっきりとは起きていないですよね。
#西武騒動はありましたが
最近の景気先行指数は50を割り込んできていますし、企業の在庫も出荷の鈍化で積み上がってきているようです。今回の景気の牽引役は企業の設備投資なんですが、ここにきて機械受注も鈍化してきています。また、いまの日本の状況は、財政出動はできず、円高で輸出にも陰りが見え始めています。そんな中でも、多数派は企業の設備投資は今後も膨らむと期待しているわけです。しかし、果たして期待通りに事が進むのかと疑問に思っているのと、海外(中国)頼りの拡大の一番の問題は、引き際のタイミングだろうと思います。ちょっと間違えたときのしっぺ返しは激しいものになりますから・・・。
とまぁ~、とりとめなく考えているわけです。