ウイニーで実験しようとしたものは何 ?
ウイニー裁判で、被告人は「技術的なテストを行う目的であった」と主張している。
それを聞いて、直ぐに疑問に思ったことは、
- なぜ実験を学内から始めなかったのだろうか。
- 技術的なテストの目的は何だったのか。学内でもやれないテストとはどういったものがあったのか。
- テスト項目なり、テスト計画なり、テスト仕様なりは明確にしていないのだろうか。(詳細を発表した、しないは別にしても。)
- 実際に使われている社会的インフラをテストに使い、一般の人に実験台になってもらうわけだから、常識的にもテストの目的を発表するなり、なんらかの方法でアナウンスしているのではないだろうか。明確になっているものがあれば見てみたい。
- そして、テスト結果はどうだったんだろうか。どういった問題点があったのだろうか。
- テスト結果をどう評価していたのだろうか。そして、どういった改善をしたのだろうか。
- テスト結果は、テストに参加してくれてた人達(実験台として利用した人達)に報告しているのだろうか。
- 報告しているとすれば、どういった形で報告しているのだろうか。
- 大学の研究者の一員ということだろうから、中間結果なり、経緯をなんらかの論文なりレポートとしていると思うのだが。
- もし、そういった報告書がないとすれば、なぜ ?
- 学内でできない事情があったのかも知れない。その事情が最初の疑問の答えかも知れないが。
追記(9/8)
私の「ウイニーで実験しようとしたものは何?」について更紗姫のブログが取り上げてくれて、みなさんで議論してもらっています。
私としては、テストの前に「技術的」と付いていたので、「技術的なテスト」とは、「一般の人をモルモットにした技術的な実験」を意図したものかと思って、そのテストの意図なり目的はなんだったんだろうかという疑問から、この記事を書きました。しかし、議論しているみなさんのコメントなどを見ていると、そういった仰々しいものではなくて、個人として作ったプログラムの、単に「バク取りにご協力を」レベルのことを「技術的なテスト」と表現したのかも知れないと思うようになってきました。だとしたら、私の疑問も取り合えずは解消します。しかし、現時点では判断の術もないので、これからの公判を見てということなんだろうと思っています。
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