原油価格高騰の意味
原油価格が高騰している。 このまま高値が続くわけもなく、いずれは調整することになる。 今回の原油価格の高騰は、需給のバランスによるものではなく、行き場のなくなったマネーが原油に流れているのが、主因とみるべきだろう。
こう考えると、米国の金利政策いかんで、このバブルも弾けることになる。 この秋が一つの節目になるのではないだろうか。
ITバブルが弾けるときに、日本の大企業の経営者が「これからITになだれこむ」と米国の投資家を前にして胸を張ったそうである。それを聞いた欧米の賢い投資家は、これで買い手ができたと喜び、せっせと売り抜き、多くの投資家が気付いたときにはバブルが弾けていたそうである。
大手証券会社のアナリストや何処か大企業の社長が、原油関連に注目とか、これから積極的に中国になだれこむなどといい始めたら、バブル崩壊が始まるサインだと考えればよいのかも知れない。そして、その時期はそう遠くなさそうである。
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